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2023年12月19日
キラメックス株式会社

テックアカデミー、奈良県宇陀市とデジタル教育推進における連携協定を締結。小中学生が生成AIを使いオリジナルの動画制作を体験するイベントを開催

 実践的なデジタルスキルが身につくオンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営する当社と奈良県宇陀市はデジタル教育推進における連携協定を締結し、市内の小中学生が楽しみながら生成AIの基礎を学ぶ体験会を2023年12月16日(土)、17日(日)に開催いたしました。
 参加者は会話型 AI「ChatGPT」を使い、クイズ作りや絵本のデッサンを行ったり、テキストから画像を生成することができる画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を使ってクリスマスにちなんだオリジナルの動画制作・編集に取り組みました。

■生成AIとは
 生成AI(または生成系AI)とは、「Generative AI(ジェネレーティブAI)」とも呼ばれ、さまざまなコンテンツを生成できるAI(人工知能)を指します。従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、生成AIはデータのパターンや関係を学習し、新しいコンテンツを生成することを目的としています。(「野村総合研究所」HPより引用 https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/sa/generative_ai )
 生成AIは人間のような創造的な表現をすることが可能であること、大人から子どもまで活用の範囲が広がることが想定されることから、文部科学省は2023年7月に小・中・高校向けの生成AI利用に関するガイドラインを公表しています。ガイドラインでは、生成AIは個人情報の流出や著作権侵害などリスクも懸念される一方、使いこなす力を育てていく姿勢も重要だとして、活用が有効な場面を一部の学校で検証しつつ、限定的な利用から始めることが適切であるとしています。既に生成AIを授業で導入している学校はまだ少数ではあるものの、今後の生成AIの普及を踏まえ、これからの時代に必要となる資質や能力に合わせて教育の在り方をどのように見直すべきかが教育現場において注目されています。

■デジタル教育における包括連携協定締結、生成AI体験会の実施について
 当社は「自己実現へ向かい続ける 人と機会で、社会を満たす」ことを使命とし、あらゆる人がデジタル化の進展と共に成長し活躍できる社会を目指しています。「テックアカデミーで学習した人自身のバックグラウンドや経験、知識、スキルとテクノロジーを掛け合わせ、将来の選択肢を増やしてほしい」という思いから、生成AIなどの言語モデルの本質を理解し実務などで利用できるスキルの習得を目指す「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」(https://techacademy.jp/course/first-prompt-engineering )を2023年6月12日に開講しています。
 宇陀市では、子ども達に最先端の技術に触れる機会を創出し、日々進化する最先端テクノロジーに小さい頃から直接触れることで、これからの宇陀市を牽引するIT人材の育成に繋げたいとの思いから最先端デジタルプロジェクトを立ち上げています。
 当社と宇陀市は、デジタル教育の観点から地域の活性化に資することを目的とし、2023年12月にデジタル教育推進における連携協定を締結しました。そして双方の「デジタルの力を活用し、宇陀市の子ども達の可能性を伸ばし、自己実現を増やすための機会を作りたい」という思いから、小中学生を対象とした生成AIの体験会を開催することが決定しました。(協力:一般社団法人公民連携推進機構)生成AI体験会は宇陀市の地域活性化を目的とした公民連携事業に位置付けられています。
 今後、当社と宇陀市は相互に連携・協力を行い、市内のデジタル教育の振興・地域の活性化に向けて取り組んでまいります。

■生成AI体験会の様子
 子ども達が楽しみながら生成AIに触れ、学びを深めることを目的としています。体験会は2日間にわたり延べ40名以上の参加がありました。テックアカデミーの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」の講師を務める現役エンジニアが生成AIの基礎や使い方について説明した後、参加者はChatGPTやMidjourneyなどの実際に仕事の場でも利用されている生成AIを使い、オリジナル動画制作などに挑戦しました。

<イベントの様子>

<参加者の声>
小学4年生「AI(ChatGPT)で絵本を作るアトラクションが楽しかった
小学5年生「家に帰ったら、今日覚えた動画編集でおばあちゃんにも動画を作りたい」
小学5年生の保護者「親としてはChatGPTの危険性も気になっていたので、どれがAI(ChatGPT)の回答かというクイズがとても良かったです。使い方だけでなく、注意点もお伝えされていて良かったです。」

<オリジナル動画のイメージ>
https://youtube.com/shorts/Gi9yVZtul6Q

<宇陀市長 金剛一智氏よりコメント>
 小中学生に生成AI・動画編集のテクノロジーを正しく理解していただくために、楽しみながらこれらのテクノロジーに触れることができる機会はとても大切だと考えています。本イベントでも、時には苦戦しながらも、テクノロジーに前のめりに取り組む子ども達の姿がとても印象的でした。これからも子供たちへの「デジタル教育」の機会づくりに力を入れて参ります。

■テックアカデミーについて

 全国30,000名、900社以上の導入実績があるプログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクールです。厳選された現役エンジニアのパーソナルメンターが受講生に専属でつき、学習を進める上でわからない箇所がある時はチャットでいつでも質問できることから、挫折せずに学ぶことができます。週2回のマンツーマンメンタリングでは学習目的に応じたアドバイスをもらうことが可能です。( https://techacademy.jp/